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メルマガ;194th 「週間モノリス 富裕層の余暇 贅沢の定義と自然回帰」

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【目次】

  1. 今週の一言/モノリスの活動日記

こんにちは。門垣です。

お盆休みで、普段とは違った1週間を過ごされた方も多いのではないでしょうか。

仕事以外の過ごし方についてお客さまと話していると、趣味の多くはアウトドアに関わるものだと感じます。最も多いのは旅行。次にゴルフや釣り。そして乗り物好きな方は、サーキットでレースを楽しむ方も目立ちます。

旅行はアウトドアのジャンルかどうかは分かりませんが、「行っている」あるいは「行きたい」という方はとても多い印象です。特に先進国では、弊社と関わるグローバル富裕層の方々もネットワークを活かし、特別な体験を生み出せそうなので、そうした繋がりを活かした企画も、いずれ実現していきたいところです。 実際、現在は旅行業の免許取得に向けた準備も進めています。

さて、昔から特に男性経営者の趣味といえば、ゴルフ・釣り・麻雀に行き着くと言われますが、この傾向は今も大きく変わっていない印象です。

もちろん人によっては他のスポーツを楽しむ方もいます。私は下手ながらゴルフを続けていますし、最近はランニングに熱中しています。6月に訪れたニースでアイアンマンレースが開催されており、その迫力を目の当たりにして、自分も走ってみたいと強く感じたのがきっかけです。ダイエット効果に加え、走り終わった後の爽快感や脳がすっきりする感覚は、筋トレでは味わえない格別のものです。

歴史を振り返れば、人類の99%以上の時間は狩猟採集民として森林や草原、水辺で暮らしてきました。日本は国土の70%が森林であり、海にも囲まれているため、人と自然は常に共生してきたとも言えます。山には神々が宿ると信じられ、自然の中で遊ぶことは「野遊び」として文化にも根付いてきました。

前回の九州出張で山登りしたときの写真

探究心や冒険心は本来、食料や水を求める行動から始まりましたが、現代ではむしろデジタル社会や都市生活の疲れを癒す手段としてアウトドアが選ばれています。太陽を浴びてビタミンDを育み、自然の音に癒され、ストレスを和らげる。こうした背景からアウトドアやウェルネス市場はさらに拡大していくと、多くの経営者が口を揃えています。

最近気になったニュースをいくつかご紹介します。

メタ、「オークリー」ブランドのAI眼鏡 アスリート需要開拓:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN20DQL0Q5A620C2000000

音声でAIに質問できる機能や高解像度カメラを搭載し、装着したまま写真や動画を撮影したり、音楽を聴いたりできる。ゴルフ中にAIに風の強さを尋ねることも可能。メタは「オークリー」ブランドを持つルックスオティカへ出資しており、今後もAI搭載ハードウェアが次々と生まれていきそうです。

LVMHはAIで人間らしさ拡張、ハロッズは劇場型体験 欧州小売最前線
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC225LD0S5A720C2000000/

消費者は価格に敏感でありながら、気分が上がる体験や特別感への支出は惜しまなくなる。ブランドとの価値観共鳴や文化的な結びつきが購買理由となる時代。情報疲れや選択疲れが進む中、【判断不要】の導線や人間らしい繋がりが重視されているとのことです。

モンベル創業者・辰野勇氏、スイスアルプスの草原で【茶道】を楽しむ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD097LJ0Z00C25A7000000/

創業50年、売上1,500億円を超える日本のアウトドアブランド、モンベルの辰野氏。山頂でお茶を点てる「野遊び」に、日本的な感覚が宿っています。AIや新技術を活用したリラックスも良いですが、伝統と自然を組み合わせた遊びは、まさに人間らしい贅沢といえるでしょう。

他にも中国では、外骨格ロボット(パワースーツ)をレンタルしてトレッキングを楽しむサービスが始まっています。アメリカではテニスと卓球を組み合わせた「ピックルボール」が流行中。

大人になると運動習慣が減る人が多いですが、スポーツをして汗を流せば、健康はもちろん幸福度も高まります。まさに【人間らしさ】を実感できる瞬間。

いずれはお客様同士で集まり、皆さんと一緒にスポーツを楽しむ場をつくるのも面白いかもしれません。

今週もよろしくお願いします。

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