メルマガ:187th 「パリコレ参加とニース・モナコへ」
【目次】
- 今週の一言/モノリスの活動日記
1. 今週の一言/モノリスの活動日記
こんにちは。門垣です。
これを書いているいまは日本へ帰国する途中の空港の中。
先週はトルコをあとにして、フランスのパリ、そしてそのあとにニースとモナコへ。
いくつか進行中のプロジェクトがあり、打ち合わせやプロジェクトをまとめてこなした濃密な滞在でしたが、その中で今回はプロジェクトの一環でパリコレにも参加しました。
パリは昨年10月以来の訪問でしたが、今回は猛暑のタイミング。湿度が低い分、日本ほどの蒸し暑さはないものの、エアコンのないお店も多く、街を歩くだけで体力を削られました。
今回のパリコレはメンズコレクションで、オフィシャルカレンダーには約40ブランドが並んでいました。最多はフランスの14ブランド、次に多かったのは日本の11ブランド。中国や韓国からも2ブランドずつ参加していて、アジアの存在感を改めて感じました。
今回のオフィシャルカレンダー
https://www.vogue.co.jp/article/26-ss-fashion-week-schedule
仕事のプロジェクトとして現場に立ち会いながら、日本のデザインや技術、歴史や哲学が世界で認められていることを目の当たりにできたのは、非常に刺激的でした。
私自身はまだロンドン、ミラノやニューヨークのファッションウィークには行ったことがありませんが、それでもパリは別格のようです。

街を歩く人々の装いも個性豊かで、昔に比べるとよりカジュアルで機能性を意識したスタイルが増えている印象でした。
特にここ数年、時代そのものがアウトドア化していると強く感じます。
街中でもアウトドアブランドを取り入れたファッションが自然に溶け込み、スポーツやライフスタイルとファッションが共存している。
ただ「良いものを着る」だけではなく、暮らしの延長としてオシャレを楽しむ時代になっていると実感しました。
一方で、これだけ日本のブランドが国際的に知られるようになった今でも、ビジネスとしてグローバルで成功している企業はまだまだ多くはありません。
培ってきたデザインや技術を活かしつつ、組織づくりやブランディング、マーケティングをどう強化していくかが、今後の大きなテーマだと感じます。
パリのあとに訪れたニースとモナコも、それぞれ印象的でした。
モナコは世界で2番目に小さい国ながら、街全体に世界中の富裕層が集まっていて、密度の濃さに驚かされました。

アジアからの滞在者はまだ少なく、時折中国からの富裕層が増えていると聞きましたが、日本の富裕層はシンガポールに移住するケースが多く、モナコを拠点にする人はほとんどいないようです。
関係者が運営するレストランでの食事を兼ねた打ち合わせでは、モナコでも新たなビジネスの可能性を感じる時間になりました。これからこの地でもしっかりとプロジェクトを形にし、サービスを広げていきたいと思います。

またお客様にはプロジェクト詳細をご報告します。
今週もよろしくお願いします。