メルマガ: 96th 「高級ソファベッド NEC資産運用助言業参入」
【目次】
1.今週の一言/高級ソファベッド
2. モノリスの活動日記/ありがたいこと
3.記事にコメント/NEC資産運用助言業、スペースXがマスク氏に10億ドル融資、なぜファミリーオフィスをもつのか
4.経営コラム/NECのビジネスと株価
1. 今週の一言/高級ソファベッド
こんにちは。門垣です。
先週は、仕事の関係で、妥協なしの高級ソファベッドを製造する会社へ訪問。
海外ではソファベッドは普及していますが、
日本にはまだまだ浸透していなく、
かつ比較的リーズナブルな製品が多いのですが、
最近5つ星ホテルで採用され続けている【SWANEL】は、品がありながらも、機能的で、常識が覆されました。
完全オーダーメイド制なので、色、生地、サイズなど自分好みのものに仕上げることができ、空間を壊さないのがいいです。
私の一番の好み。これは大きくてクイーンサイズ。

ペニンシュラ、フォーシーズンズ、白馬シェラリゾート、予約が取れなくて有名な石川県のLampnoyadoなど、他にも沢山のホテルで使われています。
個人的には、都内の家は狭いので1人暮らしの家、病院、ベンチャー企業のオフィスに置くと、たくさん働けそうなのでいいなぁと思いました。
動画
①Sierra Resort
https://youtu.be/KH0fMUejSPg?feature=shared
②開閉動画
https://youtu.be/nMQisWGXzjk
ウェブサイト
あらためて、日本のものづくりって、素晴らしいなぁと感じた一週間でした。
2. モノリスの活動日記/ありがたいことに
ありがたいことに、運用助言のご依頼が増え続けています。
運用のパフォーマンスはもちろん、その他のサービスも含め、
「モノリスにお願いしてよかった。これからもよろしく」
と心から感じて、言っていただけるように急ピッチで成長していきます。
本当にありがとうございます。
3.富裕層コラム/記事にコメント
NEC、資産運用助言事業を開始、企業向け福利厚生
https://jp.reuters.com/business/G7D6HB76VVLMPEHGYEEDQJE5IQ-2023-09-07
NEC(日本電気)とJapan Asset Management株式会社(JAM)が資本提携を行い、JAMのこれまでの運用に関する知見とNECが開発するテクノロジーを掛け合わせて、大企業で働く従業員の資産形成をサポートする、という報道。 率直に言って、日本全体に助言が広まり、人々の金融知識が向上し、人生の選択肢がひろがることは、とても嬉しい。
JAMは弊社の投資助言・代理業と違って、IFA免許(金融商品仲介業=商品売買の手数料が収益。
おそらく、最近は助言モデルに変え、残高に応じた手数料フィーをもらっている)を保有し、従業員は証券会社のリテール出身者が多い。公表データを調べたところによると、預かり資産は200億円を突破し、顧客一人当たりの残高平均は約4,000万円と推定できる。
個人的には、今後提供するテクノロジーがどのようなものか、興味がある。弊社の顧客は富裕層であり、グローバル金融とテクノロジーを提供しながら、会社を経営するお客様の事業を支援するコンサルティング事業も手掛けているため、ノウハウやソリューションは異なるが、資産運用助言という意味では同じなので、共に頑張っていきたい。
スペースXがマスクに10億ドル融資 ツイッター買収直前に
https://forbesjapan.com/articles/detail/65823
イーロンマスク氏が昨年、ツイッター(現X)を買収する前に、宇宙開発企業スペースXから10億ドル(約1470億円)借り入れたことがわかったという、報道。
以前のメルマガでも言及したが、マスク氏のファミリーオフィス 会社【Excession】のキーパーソンである、ジャレット・バーチャル氏が手掛けたと思われる。どうやら無駄話が少なく、ストレートにいくらしい。
(ゴールドマンサックス、メリルリンチ、モルガンスタンレー等の金融機関を経てマスク氏のファミリーオフィスに参画)
未上場企業のオーナーの場合、個人の資産と会社の資産はほぼ同じなので、
一気通貫でサポートできるが、最近は上場企業オーナーでもほぼ個人会社みたいなのも多く、やはり個人と会社の両方をみながら、財務戦略や資産の運用をする方が圧倒的に良い。
いずれこのような形でオーナーを支援する方法は増えていき、日本でも普及するだろう。まさに、モノリスの領域である。(Money Compass =資産運用会社 Monolith Consulting Group = コンサルティング会社)
なぜ億万長者はファミリーオフィスをもつのか(英語版)
ファミリーオフィスを運営するには5億ドル(約700億円)の資産が必要で、運用のプロ、税務、財務、投資先へのモニタリングチーム、慈善事業、コンサルティング経験者、アートなどあらゆるひとを雇う必要がある。元々、19世紀末にロックフェラー一族がファミリーオフィスを設立したことから始まり、ウォールマート、ジョンソン&ジョンソンが設立し、2019年の推定では世界のファミリーオフィスが管理する資産は6兆ドル(約800兆円)に到達している。各分野のスペシャリストを雇うとかなりの費用がかかるので、相当なお金持ちしかできない。したがって、最近では資産数億円から、複数の家族の資産を管理するファミリーオフィスや、雇用はしないけど、雇用したみたいに委託しながらサポートをしてもらえるファミリーオフィス形態が増えてきている。
4.経営コラム/NECのビジネス
本日は、資産運用助言ビジネスに参入する
NEC(日本電気株式会社)について。
NECは、日本最初の外資系合弁企業。
1899年に、外国資本の直接投資が認められた条約改正の発効日に設立されました。
創業者は”技術に国境はないを実践した人”と知られた岩垂氏。米国でエジソン(GE社の前身の会社)と働き、帰国後ウェスタン・エレクトリック社と合弁で設立。
その後、写真電送装置、テレビ、通信装置、コンピュータ、トランジスタ計算機、衛星通信機器、人工衛星、DRAM、携帯電話、顔認証技術、AI製品など、様々な技術を発明してきました。
直近12ヶ月の売上高は約3.3兆円、営業利益率5.14%
売上高も堅調に推移しています。

(出所:Bloomberg)
直近四半期の事業セグメントは主に3つ。(売上高比率)
ITサービス(54.6%)、社会インフラ(30.4%)、その他(15%)
前コラムの運用助言業の参入のように、デジタルガバメント・ファイナンス事業を強化し、M&Aを通じて、政府や金融業界にシステム提供をし始めています。
直近では、金融ウェルスマネジメントの領域において欧州で1位のシェアをもつスイスのソフトウェア会社Avaloqを買収。これにより、金融機関向けに様々なシステムを提供できるようになります。
富裕層領域では、金融機関やファミリーオフィスが、顧客のデータ管理、資産状況の把握、スケジュール調整、書類の共有等、顧客側も資産を閲覧することができるシステムを提供しています。顧客も自分の資産を閲覧できるようになります。
おそらくNECは資本提携をしたJAMにこのようなシステムを日本版に変えて提供していくのだと思います。
これは、まさに、弊社も取り組んでいる領域ですが、弊社は日本企業に頼らず、独自に直接グローバルシステム会社と提携をして、開発を進めています。このあたりも、他社との違いで、他にはなかなか真似できない強みです。これからどんどん進めていきます。
話が脱線してしまいましたが、NECは5Gの技術開発にも取り組み、国内キャリアへの5G商用ネットワークの立ち上げ支援、インフラの提供を行っています。
さらに、これまでの社会インフラやネットワークの基盤を支えてきた技術より、
DXコンサルティングの領域にも進出しています。
イノベーションの創造、業務変革、人材・組織変革、DX基盤整備などを目的に、様々なシステム、セキュリティ、ネットワーク、生体認証・映像分析のソリューションを提供しています。
株価について
過去5年間の株価は167%上昇し、配当を含めたトータルリターンは、190%に及びます。TOPIX指数が57%であるため、比較的パフォーマンスのよい株価です。

(出所:Bloomberg)
筆頭株主はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)8.65%、続いてブラックロック8.01%、日本電信電話4.77%、ステートストリート4.65%、野村3.88%など金融機関が保有しています。
B to B 向けビジネスが多いため、決してわかりやすいビジネスモデルとはいえませんが、これまでに培った技術を駆使して、システムとコンサルティングを提供する会社として成長していくのでしょうか。
これからが楽しみです。
今週もよろしくお願いします。