メルマガ: 161th 「VIPコンシェルジュ/日本のソフトパワー」
【目次】
1. 今週の一言/モノリスの活動日記 VIPコンシェルジュ
1. 今週の一言/モノリスの活動日記 VIPコンシェルジュ
こんにちは。門垣です。
現在、海外富裕層向けのVIPコンシェルジュサービスを準備しています。
弊社のグローバルビジネスの拡大に伴い、ビジネス以外の分野でも、ホテルやレストラン、ハイヤーの予約に加え、
日本特有の体験、お城での食事や豪華列車の旅、アクティビティ、ツアーなどをご提案する予定です。
VIPへのおもてなしを通じて、日本の魅力を感じていただき、
そこから日本でのビジネスに役立つヒントや気づきを
お互いに得られる機会を創出したいと考えています。
サービスサイト(仮)

海外の方と仕事をする際、「日本から来ました」という一言が、
損をするどころか、
むしろ好感を得る場面が多いと実感します。
これこそ日本の強みです。そうした背景から会話が広がり、
次のような言葉をいただくことも少なくありません。
「一度は日本に行ってみたい。それが私の夢の一つだ」
「日本の街はとても清潔で安全だね」
「おまかせ料理を楽しみたい。日本の魚は新鮮だ」
「スキーをして温泉に行きたい」
「ポケモンカードを買いたいし、ジブリ美術館にも行きたい」
ちなみに、私が食事に招待する際は、お寿司や天ぷら、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶといった定番以外にも、
お好み焼きなどのB級グルメを選ぶことがあります。
(私が大阪出身という個人的な理由もありますが……)
これがまた非常に好評です。所説あるお好み焼きのルーツがピザと言われるように、
西洋の方々にも受け入れやすいのかもしれません。
オタフクソースの独特の甘みが意外と好まれるのか、
あるいはその見た目がアジアンテイストに見えながらも、
どこか親しみを感じさせるのかもしれません。
世界で愛され、アメリカで有名な実業家の吉田さんが提供する「ヨシダソース」の存在が示すように、
日本の味覚は世界共通の魅力を持っています。

さて、日本のソフトパワーが世界的に突出しているのは言わずもがなですが、
一方でビジネスの分野では以下のような壁に直面することもあります。
「日本人は本音を言わないから、何を考えているのかわからない。あのYESは本当にYESなのか?」
「意思決定に時間がかかるのはなぜなのか?」
「どうして英語を学ぼうとしないのか?」
日本人と初めてビジネスをする方にとっては、これらが難題となることも事実です。
私自身も、日本独特の文化や思考を説明する際に苦労することがありますが、
その背景には歴史が関係していると考えています。
島国である日本は、同じ民族同士で領土争い、コントロールが効かない自然と向かいながら生き抜いてきました。
海外と深く関わり始めたのは、この数千年の歴史の中で、ここ150~200年ほどの話です。
そのため、異国の人々と「阿吽の呼吸」を取るのが難しいのも無理はありません。むしろ当然です。
結局のところ、日本の歴史や文化、思考の特徴を理解し、整理することが解決策の一つだと感じます。
キリスト、仏教、イスラム教、ユダヤ教のように、
特定の宗教の教えを中心に人生を歩む国々とは異なり、
日本では、自然と調和し、「言挙げ」せず、今を大切に生きる神道の影響が強く根付いています。
そのため、異文化の方々と息を合わせるのは簡単なことではありません。
それでもなお、人口減少や円経済の縮小が進む中で、
日本の良さを伝えつつ、経済的にも生き抜こうとする取り組みが各地で行われています。
少しずつではありますが、確実に前進していることは明らかです。
ちらっとニュースを調べるだけでもたくさんの取り組みがあります。
日本酒「黒龍」がオーベルジュ 富裕層・訪日客を呼び込む
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC256RR0V21C24A1000000
エドウィン、「日本は発」で勝つ 京都の店は外国人客7割
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC126RZ0S4A111C2000000
「和製エルメス」35万円も 匠の伝統工芸品、海外に活路
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC030OM0T00C24A9000000
箔一箱 1万円超えの金箔張り体験 海外の富裕層に照準
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2242V0S4A021C2000000
弊社も、「お金にまつわる情報格差をなくし、最良の意思決定をサポートするパートナーで
あり続ける」というミッションのもと、
「日本発、世界から必要とされる最高峰のマルチファミリーオフィスを目指す」というビジョンを
実現すべく、一つ一つのプロジェクトに命と意味を吹き込みながら取り組んでまいります。
メルマガ読者の皆様も、VIPサービスに関するご意見やリクエストがあれば、
ぜひお気軽にお知らせください。
皆様からのアイデアをお待ちしております。
今週もよろしくお願いします。