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メルマガ: 147th 「米大手メディアCNBCからの取材/暗号通貨が基軸通貨の時代へ」

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【目次】

1.今週の一言/手帳

2.モノリスの活動日記/米大手メディア CNBCから取材

3. 金融のコラム/暗号通貨が基軸通貨の時代へ


1.今週の一言/手帳

こんにちは。門垣です。

先週も色々な出会い、気づき、学び、失敗もありました。

その中でも、とあるヨーロッパの超大富豪のアジアの担当者(窓口的な人)と濃い時間を過ごしました。

世界の超大富豪は、各大陸に人を配置し、現地の

情報収集やネットワーク形成を行うようです。

彼は四か国語を話せるのですが、

いつもキョロキョロと周りを見渡し、警戒をしながらも、ポケットサイズの手帳とペンを持ち歩き、打ち合わせの場はもちろん、食事の場でも、バーでも、必ずテーブルに置いてメモをとる習慣があります。

その場での気づきや言ったことを忘れないようにアクションのメモをとっており、必ず次の日には彼が約束してくれたことを実行してくれるのですが、

なんとも不思議な感じなのですが、最近ようやくわかったのは彼の前職は外交官でした。

今も外交官か諜報機関に所属しているのではないかと
思うくらいの不思議な感覚というか。

年齢は40代半ばなのですが、日本の選挙はもちろんのこと、岸田総理、安倍総理だけではなく、
故田中角栄まで知っており、教養があるというか、なんというか。

やはり情報が世界を動かすなぁ、と感じた一週間でした。

2.モノリスの活動日記/米大手メディア CNBCから取材

米大手通信メディア CNBC社に取材していただきました。

今年4月以降から、海外超富裕層の日本へのインバウンド支援活動をコツコツ行っています。

記事は、主に中国富裕層を対象にした内容ですが、

それ以外にも、現在では台湾、シンガポール、東南アジアに加え、来月もヨーロッパに行き、ネットワークを構築してくる予定です。

英語にはなりますが、下記が記事です。3-4箇所取り上げていただいています。

https://www.cnbc.com/2024/09/06/chinas-wealthy-are-looking-overseas-for-business-investment.html

生意気ではありますが、日本のメディアに露出したくないのですが、海外で英語だったら…と思っています。

グローバルメディアで取材を受けたことだけで、問い合わせが来たり、より信頼が増すことを実感しました。

3. 金融コラム/暗号通貨が基軸通貨の時代へ

今週、日本で暗号通貨の免許を持つ外資系の暗号資産交換業者と打ち合わせを実施。

日本国内には29社の暗号資産交換業者が存在し、bitFlyerやCoinbase、Coincheckなどがメインプレーヤーとして活動しているが、私が会った取引所はそれらとは異なるアプローチを取っていた。

https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

特に話題となったのは、海外で暗号通貨ETFが取引されている現状に対し、日本ではまだETFの取引が認められておらず、購入も不可能な点。

さらに、現在の日本の税制では、暗号通貨の利益が雑所得として扱われ、最大55%の税金がかかる。このため、富裕層にとってはポートフォリオの一部として暗号通貨を組み入れることが難しいという意見が多く寄せられている。

一方で、業界内では来年にこの税制が申告分離課税に変更される可能性があるという噂もあり、取引所や関係者はロビー活動に力を入れている。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB298730Z20C24A7000000/#:~:text=%E4%BB%AE%E6%83%B3%E9%80%9A%E8%B2%A8%E3%81%AE%E5%8F%96%E5%BC%95%E3%81%A7,%E9%87%91%E8%9E%8D%E5%BA%81%E3%81%AB%E6%8F%90%E5%87%BA%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

私が面談をした会社は日本市場では後発ではあるが、この動きをポジティブに捉え、大口投資家を対象としたOTC取引に力を入れている。OTC(Over the counter)取引は、取引所を介さずに、相対で取引を行うことだ。また大口投資家は、事業会社、機関投資家、富裕層等である。

一般的な日本の取引所が売買時に3%程度の手数料を課しているのに対し、こちらの会社は、一回の取引額を300万円~8,000万円にして、手数料を1%に抑えるという大胆な戦略を展開している。

従来の金融市場でも、株式取引手数料が無料になったり、富裕層が好きな債券では3%以上の手数料がかかっていたが、年々この取引手数料は減少傾向にあるが、暗号通貨の歴史はまだ短いため、急速に進んでいることがわかる。

実際、その場で他社のオファー価格(購入価格)と比較を見せてもらったが、手数料の違いが一目瞭然だった。

これにより、富裕層や大口の機関投資家がより安価に大規模な取引を行うことができるようになるという利点がある。 取引相手は、この会社が保有する自社のポジションであったり、その先にいるクライアントだ。

さらに、海外でのトレンドとして、USDTが法定通貨の代わりとして普及している点も話題となった。

USDTとは、米ドルと固定された暗号通貨である。一般的には、ステーブルコインと呼ばれている。

ビットコインやイーサリアムの利益確定をさせたあとに、USDTに変換することで、大きな変動なしで安定的に暗号通貨を保管することができるようになる。

例えば、スイスのルガノ市ではUSDTが法定通貨として採用されており、日常の買い物や納税にも使えるという。また、世界では特にEC取引等で、USDTが活用されており、普及が急速に進んでいる。

日本ではまだUSDTを購入できる取引所は存在しないが、今後この分野でも変化が期待されるだろう。

このように、暗号通貨市場は急速に進化しており、特に大口投資家向けのサービスや新たな税制の導入が鍵を握っている。今後の動向に注目し、弊社も引き続きこの分野の最新情報を収集しながら、お客様に有益な情報を提供していきたい。

今週もよろしくお願いします。

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