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メルマガ: 126th 「番外編/中国出張チャイニーズエコノミー/活動内容チラッと共有」

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【目次】

1.今週の一言/帰りの空港にて

2.モノリスの活動日記/情報配信

3. ちらっと情報共有/中国最大の企業


1. 今週の一言/帰りの空港で

こんにちは。門垣です。

これを書いている日曜日は出張の帰り道、中国の空港。

10年以上ぶりの中国でしたが、目まぐるしくスピーディーに進化している姿をみて、圧倒されました。

デジタルの普及、若者のビジネスに対する満ち溢れたエネルギー、何よりも昨今の中国のテーマ【出海】に対する熱い想い。

つまり、海の外に出るということ。

中国企業全体の売上は停滞していませんが、

①市場の飽和と激しい競争

②海外売上高構築による企業価値の向上

③海外でのライフスタイル(個人的な興味。特に日本)

の3点を背景に【出海】がテーマになっています。

一般的に日本は中国に対してあまり良いイメージを持っていないかもしれませんが、見たり、話を聞いてるとテクノロジーや製造技術は圧倒的に中国の方が進んでいると感じました。グローバルで戦うのであれば、性格的には中国の方が積極的で日本人よりも優位性があると思っています。

伊藤忠の社長岡藤さんが言った「謙虚は美徳」もう古い。の意味がなんとなくわかりました。控え目や発言をしない=謙虚は違うのです。

しかしながら、そんな中でも彼ら自身も唯一足りないと感じているもの。

それは【歴史と文化】。
これらがなければ、ハイエンドなブランドや、
100年企業を築くことができない、と痛感しているようです。

だからこそ日本に魅力を感じているのでしょうか。

これからさらに、中国と日本の交流が進んでいくだろうなぁーと感じた一週間でした。

2. モノリスの活動日記/情報配信

出張では、下記の業種の人達と面談や食事。

スケジュールがバタバタしていたため、深く話せた人とそうでない人もいたが、ご縁ができたことで、今後さらに情報が入ってくるようになる。

これらの情報は、弊社のお客様向けにポッドキャストや面談で情報を共有していこうと思う。

-4社のファミリーオフィス(資産規模: 150億円, 600億円、1,350億円、9,000億円)

-5社のファンド(プライベートエクイティ、ベンチャーキャピタル、ヘッジファンド)

-その他ビジネスオーナー3人

-その他複数の事業会社

3. ちらっと情報共有/アリババ

少しだけ今回の活動内容をメルマガで共有。

今回、1日だけ上海から杭州へ行った。

杭州といえば、そう【アリババ】だ。

アリババは1999年にジャックマー氏によって設立されたアジア一番のデジタル企業。

ミッションは【To Make it easy to do business anywhere】

(あらゆるビジネスの可能性を広げる力になる)であり、EC事業から始まった。

今では、フィンテック、物流、クラウド、エンターテイメントなど幅広い事業を展開する。

2014年にニューヨーク証券取引所で当時最大のIPO時価総額25兆円で上場。

2019年には香港証券取引所にも上場を果たしている。

現在の時価総額は約27兆円。日本で1番のトヨタが約61兆円、2番目のMUFGグループが19兆円であるため、単純比較すると日本では2番目に大きい規模となる。

これだけの超巨大IT企業をつくれたのには理由がある。

そのうちの1つは、【ハードワーク】だ。

【9-9-6】という言葉がある。
これは朝9時出社、夜9時退社、週6日勤務だ。

忙しい時期は、社内にテントを張って、仕事をすることもあるみたいだ。

また、米国企業と同じように、2-3年間仕事の成績が悪ければ解雇される。しかしながら、頑張った、活躍した人にはしっかりと恩恵が出る仕組みを構築している。

それが年俸とストックオプションだ。ある一定の期間を過ぎると、毎年ストックオプションを買える。

下記は、2014年の記事。

アリババ上場、社員1万人以上が100万ドル獲得か

http://j.people.com.cn/n/2014/0925/c94476-8787590.html

IPOした際には、約30%の株式が従業員に与えられていた。

しかも、初期メンバーはほとんど【ゼロ】円のような価格で購入している。

つまり、アリババで働いていた人が、かなりの数で富裕層/超富裕層になっているのだ。

そして、伝統的な文化がある。

それは、入社した順番に番号が割り当てられる文化だ。

これは退職しても、永久欠番のように番号が残る。

つまり、番号が小さいほど、初期メンバーであり富裕層なのだ。

彼らは、私はO番目と誇らしげに言う。

話が長くなったが、

今回、アリババの元幹部、番号が100番以下の人達(数人)と各関係者20名に弊社のビジネスや日本市場についてプレゼンをしてきた。

しかしながら、英語が通じる人が50%だった。(通訳はつけてくれた)

やはり現地では、現地の言葉で話した方が良いとも痛感した。学生時代中国語を勉強して基礎は覚えているのだが….来週から本格的に勉強を始めようと思う。

開催された場所は、杭州にある大きな国立公園。

その中に、私有地がある。

プレゼンした場所

今は、元アリババの幹部が保有しているが、

元々はジャックマー氏の奥さんのオフィスだった。

日本っぽくて、伝統を重んじながらも、設備は充実していて、空気も綺麗で素晴らしかった。

昔も今も、彼らの日本に対する憧れや興味は
絶えることはない。

最近は円安のせいか、特に日本はアテンションをとっている。それも中国だけでなく、東南アジアや欧州の富裕層からもだ。

海外の1次情報をとりにいき、あらゆる観点でクロスボーダーのシナジーを高めていきたい。

今週もよろしくお願いします。

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