メルマガ: 58th 「信頼の透明性と意外な資金調達:投資と株価の裏側」
【目次】
1.今週の一言/ 透明性がもたらす信憑性
2.モノリスの活動日記/ビンテージ投資の極意
3.富裕層の公然の秘密/意外と知らなかった資金調達方法
4.金融コラム/サッカーは勝利したが、株価パフォーマンスは!?
1. 今週の一言
こんにちは、門垣です。
今週は、関西と名古屋への出張でした。
一概には言えませんが、やはり都道府県によって、人の性質が異なることを実感しましたね。
私は大阪生まれ大阪育ちですが、仕事はずっと東京です。関西では、言葉もニュアンスも大阪弁の方が意思疎通がしやすいため、大阪弁で気持ちよく喋らしていただいてます。
さて、先週日本中を感動の渦に巻き込んだのは、
サッカーの日本対スペイン。
勝利の鍵となったのは、「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)」です。2018年から導入されましたが、プレーに透明性がもたらされました。昔は、審判がみていないところで、ファールがあったり、オフサイドも見逃されていましたが、今回の決勝点のように、本来ならラインを割っていたと判断されていたものが、ゴールとなりました。
やはりサッカーでも、ビジネスでも、
透明性がもたらされれば、信憑性が増します。
モノリスも、金融業界の透明性を高めていきたいなぁ~と思った一週間でした。
2. モノリスの活動日記/ヴィンテージ投資の極意
師走に入りました。あっという間に1年が終わりますね。文字通り、ありがたいことに、モノリス一同、慌ただしい毎日を過ごしております。
今年の9月から今月にかけて、モノリスへの相談内容で最も多い3つは、
- 資産運用(個人)
- 法人の財務改善(法人)
- 資金調達支援(法人)
です。一つ一つ、お客様が抱える問題や悩みを一緒に解決しながら、伴走するパートナーであり続けられるように、取り組んでまいります。
さて、昨今は、新しいものではなく、昔ながらの古いもの、つまりヴィンテージ物への注目度が高まっています。
例えば、ワインやウィスキー、ロレックスなどの時計、クラシックカーがありますね。
先週、Wealth Chatサービス会員の皆様へ配信したレポートは弊社パートナー企業のbetween the arts社による
【ヴィンテージ家具投資の魅力とは?メリット・デメリットを解説 】でした。

家具への投資のメリット、デメリットだけではなく、現在注目されている具体的な作品も紹介されています。
3.富裕層の公然の秘密/意外と知らなかった資金調達方法
モノリスの活動日記コーナーで、資金調達の相談が多いと言いましたが特に、企業の大小に関わらず、できるだけ速く資金を集めたいと、
お声をいただきます。
資金調達方法としては、
銀行融資、株式増資など様々な方法がありますが
融資は、個人保証や担保に入らなければならなかったり、株式は、株式オーナーが保有する株式の希薄化が起きたり、様々な障壁があります。
そんな中、
世間では新しい資金調達方法が注目されています。
その名も、「レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)」です。
RBFは、将来の売上債権をいま現金化する調達方法です。
下記の記事に記載がありますが、
例えば、A社が毎月100万円ずつ売上があるとします。
向こう半年であれば、600万円の売上が見込めます。
そのうち、半分の300万円を、業者に「将来債権」として買い取り、企業には現金として、手数料10%を引いた270万円を渡します。
企業は、6ヶ月間にわたって、50万円ずつ返済します。
資金の「空白を埋めろ」、フィンテックの調達革命
銀行借り入れと株式調達の間くらいのイメージでしょうか。
また、ファクタリングと何が違うの?と気になりますが、ファクタリングはすでに発生した売上の債権を譲渡することに対して、RBFは将来発生する債権の譲渡になります。
また支払い方法も、一括払いと、毎月の支払いなどの違いがありますね。
このRBFサービスを提供する会社ですが、現時点では、日本には3社あるみたいです。

(出所:上記記事NIKKEI Financialより抜粋)
サブスクビジネスをやっていて、なかなか資金が集まらない企業は、一度調べてみてもいいかもしれませんね。
4.金融コラム/サッカーは勝利したが、株価パフォーマンスは!?
先週、サッカーワールドカップで、日本が世界の強豪国スペインを2-1で撃破しました。
サッカー少年だった私としては、本当に夢のようであり、一日中興奮していました。
さて、サッカーでは勝利を収めましたが、金融面ではどうでしょうか。
今回は、日本とスペインの会社、それぞれ時価総額トップ100社の年初来の株価のリターンを比較してみました。
※12月2日時点
なんと、時価総額加重平均のリターンは
日本が4.04%、スペインが2.92%と、
日本が勝利。
株式市場でも日本が勝利です。
さらに、200社の中で、株式リターントップ10社を並べてみました。

(出所:Bloombergよりモノリス作成)
日本6社、スペイン4社です。
エネルギーやインフラ医療関係の会社ばかりですね。
Wealth Chatレポート8号の「著名投資家動向」でも紹介しましたが、
投資の神様ウォーレンバフェットや世界最大級のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者 レイ・ダリオ氏も
今年はインフレ対策として、エネルギー関連銘柄を購入していました。
さて、来年はデフレになるのか、
景気回復するのか、注目ですね。
今週も宜しくお願い申し上げます。