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メルマガ: 48th 「世界を学ぶ:メイウェザー、損保業界、テーラーメイド白酒のビジネス戦略」

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【目次】

1.今週の一言/メイウェザーの収入

2.モノリスの活動日記/台風100億円の保険被害。損保の魔法

3.金融コラム/株でみる悪夢 2007兆円の個人金融資産

4. 海外のビジネスモデルを学ぶ! テーラーメイド白酒


1. 今週の一言

こんにちは。門垣です。

今週はイベントが目白押しでしたが、三連休のフィナーレは、RIZINでのメイウェザーVS朝倉未来でした。予想通りの結末でしたが、互いに健闘しあう、興奮する試合になりましたね。

Floyd 「Money」 Mayweahther の異名を持つほどお金が稼ぎがすきなので、調べてみましたが、アメリカのスポーツメディアの記事によると、これまでに稼いだ生涯収入額は、約1,700億円とアスリートの中でも6番目らしい。一番はマイケルジョーダンで3,600億円以上、そしてタイガーウッズが続いています。

やはり、子供がスポーツ選手になりたいと言ったら、スポンサーが大きいスポーツにしてもらおう、と思った一週間でした。笑

2. モノリスの活動日記

先週は台風14号が豪雨をもたらし、過ぎ去ったかと思いきや、またすぐに15号が上陸するなど、二回連続の3連休は、ゆったりとお家で過ごす人が多かったと思います。

Bloombergのリサーチによれば、台風14号(ナンマドル)の影響で、損害保険会社の保険金支払い金額は、数百億円にも達する可能性があるとのことです。

ちなみに、日本損害保険協会のデータによると、鹿児島県における過去台風被害による(15年、16年、18年)保険金支払金額は
平均115億円となり、宮崎で61億円、大分は26億円になっているようです。

特に九州地方は台風が多く、本当に大変ですね。

https://www.sonpo.or.jp/report/statistics/disaster/weather.html#anchor-2021

台風以外に関しても、事業を行う上で、損害保険を支払う会社は多くあるかと思います。支払ったのはいいけれども、日本の場合、掛け捨てであるため、ほとんどのお金が水のように流れていくことが悩みの種です。

そんななか、モノリスではこの経営者の悩みを解決するために、【キャプティブ】の支援をしています。

キャプティブとは、事業会社または企業グループが主として自社グループのリスクに関する保険を扱うために設立した保険子会社のことをいいます。

事業会社が損害保険会社と損害保険契約を締結、そのうち一定のリスク割合を自社の子会社として設立したキャプティブ子会社に再保険として付保する流れとなります。

海外にて設立したキャプティブに一定のリスク割合に基づいて再保険を出再することで、保険事業として出た事業収益を自社にて享受することができます。

つまり、日本で保険を掛け捨てで終わらせることなく、海外に設立した自社の保険子会社にお金を流し、蓄積することができるのです。

元々、1920年頃に海外のブリティッシュペトロリアムが始めたと言われており、日本では、海運会社や商社を始めとする大企業が始め、いまでは、トヨタ自動車などの車業界、医薬品業界、住宅不動産業界等、ほとんどの業界で活用されています。

最近では、保険金を多く掛けている中小企業からも人気があり、モノリスには、長年キャプティブ業界で実績があるキャプティブ担当者もいるため、頻繁にご相談をいただきます。

個人的にも、日本の保険は掛け捨てでもったいないと思っていましたが、キャプティブを初めて知ったときに、驚きました。まさに、日本のもったいない精神をくすぐるだけではなく、【富裕層になるための一手】になります。

キャプティブの詳細を知りたい!メリット、デメリットは何?
そもそも中小企業でもできるの?事例を教えて欲しい!
どのくらいお金を溜め込むことができるの?

ご質問や詳細を知りたい方は、ご遠慮なく、お気軽にご連絡ください。


3.金融コラム/株でみる悪夢 2007兆円の個人金融資産

日銀によると6月末の個人金融資産残高は2,000兆円台をキープしました。一方で、前年同月比で、証券投資額が10兆円減と大幅に減少しており、特に株式が7兆円減でした。

過去5-7年は株式市場が右肩上がりであったため、株や投資信託を保有していた人は資産が膨れ上がりウハウハ気分でしたが、現在は、コロナウイルス、ロシア戦争、世界的なインフレや利上げで、株式市場は暴落しています。

その結果、引くに引けない人が多くなってきており、
今売却するか、まだ保有し続けて損を取り戻すか、
悩んでいる人が多くいるかと思います。

本当に難しい判断になりますね。

一方で、先日Wealth Chat会員の方には、レポートを送りましたが、世界の有名な投資家のほとんどは、いま資産の見直しと改善を行っています。

(※レポートには、資産をどのように変化させているか、についても言及しています)

下記は、日本の家計の資産構成割合と内訳です。
現預金は、約55%に上昇している一方で、証券投資は30%程度です。

(出所:Bloomberg)

一方、下図はアメリカの家計資産内訳です。

現預金比率は約14%、株式投資比率は約40%にまで到達しています。

(出所:日銀)

日本と比較すると、資産構成も真逆にありますね。これだけ証券投資をしているからこそ、アメリカは個人資産も膨れ上がっていると思います。

一方で、不況時代には、全ての価値が下がり、あらゆるものを安く買うことができるため、現金を持っている人が強いとも言われています。CASH IS KING時代の到来です。

そうした観点から考えると、現預金を多く持っている日本人が、
やがてくる割安な買い時に、投資を行うことができれば、今年目減りした資産を取り戻すこともできるかもしれませんね。

4. 海外のビジネスモデルを学ぶ! テーラーメード白酒

中国の宴席には欠かせない「白酒」から生まれる新たなビジネスモデル

中国では欠かせない「白酒」のラベルをテーラーメードで作成するだけでなく、顧客開拓方法もユニークな方法で行うビジネスモデルについての記事です。

白酒の蓋には特殊な加工が施されており、QRコードを読み取ると、ロックが解除され、商品を開けることができるようです。

さらに、QRコードを読み取ることで、顧客情報を獲得することができます。例えば、A氏主催の会食で、A氏がオーダーした白酒をB氏が開封したとします。その後、B氏が白酒を気に入り、別の機会でオリジナルの白酒を発注すると、A氏にもポイントが付与される「アメーバ戦略」を取り入れています。

本質的には、ネズミ講とあまり変わりませんが、宴席において、必需品とされる白酒をメインにしているため、いやらしさもなく、自社ラベルや顧客名等を張り付けることで、「おもてなし」を提供できることは、なかなかいいなぁと思いました。

ラグジュアリー酒やビンテージものに酔いしれる最近のトレンドを蹴とばし、人を喜ばせるプチ贅沢に舵をきったのはいいですが、お酒を開ける度に、QRコードを読み取るのは少し面倒なので、そのあたりの課題が解決すれば、日本酒で試しても、おもしろそうだと思いました。

今週もよろしくお願いします。

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